軽自動車でウーバーイーツや出前館などのフードデリバリーをするには

５ナンバーの軽自動車は軽貨物黒ナンバー取得不可

コロナ禍での巣ごもり重要やテレワークの拡大、そしてフードデリバリー業界の発展により、市場が全国各地に拡大しており、それに伴い地方や豪雪地域では、軽自動車でフードデリバリーを行おうとする方が、急増しております。

事業に軽自動車を使う場合は、運輸支局に貨物軽自動車運送事業の届出を行い、軽自動車検査協会で車検証を自家用から事業用に書き換え手続きを行い、晴れて黒ナンバーが交付され事業を開始することができます。

事業用の黒ナンバーを取得していないと、ウーバーイーツなどには登録できません。

おすすめはスズキのアルトバンやミラバンです。燃費にも優れており箱形のバンより経費を節約できるでしょう。これから車の購入をお考えの方は、このタイプの中古車をお探しになってはいかがでしょう。

参考までにカーセンサーネットとグーネットのリンクを張っておきますので、検索してみてください。

フードデリバリーのみを行う場合には、車高が低いタイプのバンがおすすめです。箱バンタイプの軽バンは車高が高い分、車重がありますので、燃費が悪い傾向にあります。これから購入なさる方は、以上のようなことを考慮され、購入をご検討ください。

すでに４ナンバーの軽自動車を保有されている方は、車検証をご確認ください。

用途欄に貨物、自家用記載があれば大丈夫です。その車を自家用から事業用に変更することが可能です。

用途欄が乗用と記載されている車は軽貨物運送業には使えません。

運輸支局に貨物軽自動車運送事業の届出を行い、連絡書をもらいそれを軽自動車検査協会に提出して、自家用から事業用への変更を行い、黒ナンバーの交付を受けて晴れて営業開始です。

連絡書は、必ず何枚かコピーをとって控えておきましょう。後々取引先から提出を求められることがあります。

どうしても５ナンバーの乗用の軽でデリバリーの仕事をしたい場合は、構造変更をして乗用から貨物に変えましょう。

そのためにはリアシートを取り外して、貨物軽自動車として車検を取り直す。車検証の用途欄が乗用から貨物に変更されていることを確認する。

この際、あらかじめ運輸支局に貨物軽自動車運送事業の届出をして連絡書を先に取得しておくと、手続きがスムーズです。そして貨物の４ナンバーに変更する。

リアハッチには最大積載量を書いたステッカーを貼るか、マジック等で書きます。これがないと、車検には通りません。

構造変更は弊所では、業務として行っておりません。ディーラーや整備工場等にお問合せください。

仁井田学

行政書士仁井田事務所です。東京都多摩市に事務所があり、建設業許可、宅建業免許、貨物軽自動車運送事業届出代行や多摩ナンバーと八王子ナンバーエリアを中心に、車庫証明・自動車登録・出張封印を行っております。ＯＳＳ申請・丁種出張封印再々委託対応事務所です。